バイカー的防寒を極める①

今回はロングツーリングにおけるバイカー（特にアメリカンのライダー）の防寒について書きたいと思います。
ちなみに自分はバイク用の防寒は極めていますので特にアメリカンのバイカーの皆さんの参考になればと思います。

まずは基本的な考え方として、一般的な防寒の基礎は以下の三つを軸として考えます。
①保温
②防風
③防水透湿


ただし、特にアメリカンのバイカーに関しては、次の4つを軸に考えなければなりません。
①かっこよさ
②保温
③防寒
④防水透湿

これらを基本軸として、バイク用のレイヤーシステムを検討していきます。
ところで、防寒レイヤーシステムとしてもうすでにかなり完成されたものがあり、 知っている方は知っていると思いますが、ＥＣＷＣＳといいます。 読み方はエクワックス、
Extended Cold Weather Clothing Systemの略です。
訳は極寒冷地被服システムなどとしているものもありますが、ウィキペディアの訳が良く意味を表していると思います。
拡張式寒冷地被服システム、その名の通り、寒さの段階に応じて、重ね着をしていき最高零下５０度までの極寒に耐えきります。

→ウィキペディア-拡張式寒冷地被服システム
エクワックスにおける防寒レイヤーは以下のようなものです。
レベル1：薄手のポーラテック下着
レベル2：やや厚手のポーラテック下着
レベル3：上半身のみのポーラテックフリース
レベル4：撥水性の軽量ウィンドブレーカー
レベル5：ソフトシェル
レベル6：透湿防水性パーカー
レベル7：中綿入りソフトシェル

ＥＣＷＣＳの考え方は相当優秀なものではありますが、 バイカーの防寒は軍事行動を含めた一般的な防寒とは極めて異なる特殊な環境であり、
これをそのまま適用するのは難しいです。
特に問題となるのが、防風
長時間常に風を受け続けるというバイクの特殊な環境を考えなければ到底耐え切ることは出来ないでしょう。
その②ではその点も含めたバイカー的防寒レイヤーについて考えたいと思います。 それでは今回はここまで

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